泣き泣きオンナのブログ

社会人2年目休職からたちなおる

【休職32日目】死してなお ~自殺者の増加~

※センシティブな内容です。

インフルエンザになって休載しておりました。
体調にはお気をつけを。

インフルエンザの間、身動きも取れずSNSばかり見ていました。
SNSは悲しいニュースばかり目につくようになっています。

令和4年自殺者数21,881人、前年比874人
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R05/R4jisatsunojoukyou.pdf

改めて人数をみると恐ろしい数字。
1年間に21,881人が、自分で死んだのだ。
その前の年も、そして今年も。

1度でも本気で死にたいと思ったことがある人にはわかる。
死ぬには、多くの過程がある。
「辛い、死にたい」と考えた人の人数なら数えきれないほどいるだろう。
次に、どうやったら死ねるかを考える。
死ぬ方法を決めるのだ。
そうして、死んだらどうなるかを考える。
遺族や友人がどう思うか。葬儀を想像したりする。
最後に、実行するのだ。

この過程の中で、多くの人が自殺をとどまる中、
実行にまで至った人が21,881人
実行に至るまで、追い詰められた人が。
どうにもできなかったひとが。

どんな思いで。

想像しただけで涙が止まらない。

真っ暗で、苦しい。
誰も、助けられなかった。

悪いのは、世界か、社会か、国か、文化か、環境か、加害者か。

文明を築く生き物
言葉をもつ生き物
自殺をする生き物

”人間”

たくさんのものを手に入れた人間は、
その代償から、その責任から、その法律から、その凶器から、
逃げられなくなった。

こんな世界で、
私たちは
何を目指して、
何を夢見て、
何を愛して、
何を憎んで、
何を信じて、
生きて行けばいいだろうか。

どんなことがあっても、自分で死んではいけない。
そんなことを、いつからか言えなくなった。
そう思わなくなった。

ただせめて、
暗闇の中にいる人たちの、
味方であれるように。
せめて一緒に苦しめるように。

困っている人を助けられるヒーローになることも、
慰めることもできないけど、
それくらいなら、私にもできると思うから。

いつか、もう少しだけ、
生きやすい世界になりますように。
そんな世界を作る一人になれるように。

私の好きな本に、死者へ贈る言葉がある。

死してなお、勝利の栄冠に輝かんことを。

死んだことをたたえているのではない。
自分の信念のもと、生きた者をたたえる言葉。
信念を貫き、戦ったあなたが、死んでもなお、勝者として、その名誉のもとに輝き続けますように。